普段扱わない髪も丁寧にくしでとかして サイドポニーテールに結ぶ。 財布を手に持って外へでた。 時間は22時を回っていた。 「あ、」 歩くたびにコツコツ、と音がなるヒール。 そう言えばトイレに行ったっきり結局戻らなかったカフェ。 というより、忘れていたに等しい。 携帯を確認するとやっぱり 波瑠から電話とLINEが来ていた。 菊池からも数件来ていて。 心配かけたんだな、と思った