「入ります入ります」

ようやくカフェの中に入ると。

待ちかねたといった様子で

「いらっしゃいませ。何名様でしょうか」

いや、見ればわかるだろ。

とツッコみつつ「2名です」

と答える。

「下野達も来たんだうめえよこれ!」

何故か丁度空いてる席が菊池達の隣しかなくそこに座る。

頬にホイップクリームを、付けながらパフェをもぐもぐと食べる菊池。

「純、ほっぺ」

ここ、と指に手を当てながらついてる。
と諭す菊池の友達。

「あ、わりい」

ゴシゴシと紙フキンでふく菊池と対照的にコーヒーを片手に持ちながら「いいよ別に」

という菊池の友達。