「たのもーーーーー!!!」
「恥ずかしいから。」

さっそくついたカフェで入る間に気合を入れるとか言い出した波瑠。

それにすかさずツッコむのもう慣れたものだ。

「あ」

急に波瑠が声をあげ、一時停止する。
その視線の先には菊池達だ。

どうやらカフェの中に既にいるらしい。

「入るの入らないの入らないなら帰る」

カフェに着いたにも関わらずさっきからずっとこの調子だ。

カフェの店員さんもチラチラとこちらを伺っている。

恥ずかしいったらない。