NIGHTMARE.


「で、どんな人!」

波留はこういった話が大好物だ。
こうなるとしつこいので素直になるしかない。

「ん」

LINEのプロフィールに設定されている思いっきりの自撮りトプを見せると。

「いいいいああああああああ!!」

とまた叫びだす波留に。
「うるせえ…」
ムクッと先程まで寝ていた菊池が不機嫌そうにこちらを一瞥する。

「え、かっこいいじゃん!」
と菊池を完璧無視してかなり興奮気味の波留。
相田先輩、波留の思い人も確かに似た外見だと思い出す。