むかつくくらい、雲ひとつない晴天だ。

「……」

母は今も仕事に明け暮れているのだろうか。
父は私が小さい頃に亡くなってしまたらしく母は働き詰めだそのせいで。

母が楽になれるよう勉強も運動も何もかも頑張ってきたけれど

母に喜ばれたことなんてなかった。
そもそも私を見ていない。

なんて虚しい人生なんだろう。
なんのために生きているんだろう。
なんで、こんなに哀しいんだろう。

空が青いせいか、さっき貰った香水の臭いが父が昔付けていたらしい香水と同じなせいか、深く考えてしまった。

母の前でこの香水を見せたらどう反応されるだろうか。私は母にかまって欲しいだけなんだろうか。

よくわからない。ほんとに