数10分後。 「すいませんでした」 フローリングの上に正座をさせられている 宏大とそれを見下ろす鈴の姿が出来上がっていた。 「わかればよしです」 明らかに年齢の立場が逆転しているがそれはよしとして。 「あのさ鈴さん」 ふと急に真剣な表情、あの時車で別れた時の顔をする宏大さんは正座したまんま私を見上げる。 「…はい」 少し怖くなったが返事をするわけもいかなく返事をすると。