「あはは!いいよいいよやっちゃって!」 楓さんは他人事なので笑いながら菊池をささ、どうぞ。と私の前に押す。 「?!」 やだやだ、と必死に逃げようとする坊主頭にふうーと私は拳に息を吹きかけ準備万端。 「諦めろ純之助」 肩ポンをしながら殴りやすいように菊池の両腕を押さえつける楓さん。 とうとう、覚悟を決めたのかぎゅっと目をつぶる菊池。 けれどそこに神は舞い降りた。