全てに於いて許せる私は、これだけでは嫌いだと思うのが2つ有るのだ。
その1…芽琉香自身の強い自虐的な思い。
その2…消極的な一面である。
「だって事実じゃなーい?」
「なーに? 事実って」
「チビだし、ボインボインの智恵と違って胸無いし、運動音痴でキレイじゃないし、頭悪いって事」
「そんな事で自分を卑下しているの?」
「卑下じゃないけど」
「芽琉香だって立派だよ。いつも一生懸命、頑張っているじゃなーい」
あーもう、ウンザリ…
私がこんなフォローを何度も口にした事か…。
そろそろセリフを変えるべきかな?
「だけどねぇ」
佐々木も言う。
「なあ木之元よぉ、あまり自分を悪く思っちゃうと…本当に何の取り柄も無い人間になっちまうぜ」
佐々木に振り向いた芽琉香。
「誰が?」
「お前だよ、お前」
「私?」
芽琉香ったら…
気づけよ天然ボケ。
その1…芽琉香自身の強い自虐的な思い。
その2…消極的な一面である。
「だって事実じゃなーい?」
「なーに? 事実って」
「チビだし、ボインボインの智恵と違って胸無いし、運動音痴でキレイじゃないし、頭悪いって事」
「そんな事で自分を卑下しているの?」
「卑下じゃないけど」
「芽琉香だって立派だよ。いつも一生懸命、頑張っているじゃなーい」
あーもう、ウンザリ…
私がこんなフォローを何度も口にした事か…。
そろそろセリフを変えるべきかな?
「だけどねぇ」
佐々木も言う。
「なあ木之元よぉ、あまり自分を悪く思っちゃうと…本当に何の取り柄も無い人間になっちまうぜ」
佐々木に振り向いた芽琉香。
「誰が?」
「お前だよ、お前」
「私?」
芽琉香ったら…
気づけよ天然ボケ。


