フレッシュ! 学園のアイドル!

「2人とも落ち着こうね。互いに意地を張っても仕方がないから」
「美穂が悪いんだよ! 美穂が!」と興奮する芽琉香を私は強くなだめた。
「落ち着くッ!」
「…」

 私のかなり強い口調に芽琉香は黙り込んだ。
 このままの状態じゃ問題は解決しないよね?
 ならば…って言う事で、私はココで提案した。

「ねえねえ芽琉香。だったら、曲を変えてみたら?」
「曲を変える?」

 私に振り向いた芽琉香。

「他の、何かイイ曲を選ぶんだよ」

 芽琉香は顔をしかめ、頭を手でボリボリと掻き始めた。

「今更、面倒だよねぇ。選曲するだけでも時間掛かっちゃうし」
「例のアニメ曲は?」
「はぁ?」
「芽琉香がスッゴく気に入っている、あの曲にしたらイイじゃなーい」
「あれー? 嫌だよぉ」
「どーしてー?」
「あの曲じゃ、北澤さんとは勝負にならないって」
「勝負しようなんて考えちゃダメ! マイペースで歌うべし!」と私は厳しい口調。