フレッシュ! 学園のアイドル!

「おーい」と誰かが声を掛けて来た。

 佐々木である。
 何でこんな所にいるんだろう? 
 今頃はもう、部室に入っているハズだけど。
 まさか、サボり?

「佐々木、部活は?」と私。
「今日と明日は休みだよ」
「へー、いつも忙しいテニス部が連休なんて珍しいよね?」
「そんな事よりもよ、木之元だ木之元」

 佐々木は芽琉香の傍へと歩み寄った。

「佐々木…」
「大丈夫かお前?」

 ちょっと笑みを見せて芽琉香は口を開く。

「佐々木の前でカッコ悪いトコ、見られちゃったよね?」
「お前、激しく転んだだろう? ケガは無いのか?」
「ちょっと、足首を痛めただけだから大丈夫」
「言っただろう? 無理すんなって」と佐々木は呆れ顔。

 佐々木はホント、芽琉香の事を心配してくれるよね。
 それだけ、芽琉香の事が好きなんだって言う事なのだ。

「無理しちゃったかな私」と苦笑いする芽琉香。