フレッシュ! 学園のアイドル!

「パワフルな私の歌声を聴いて元気になってくれたら、すっごく嬉しいなぁ! 1ヶ月後のコンテストでは、この私が学園アイドルになっちゃうからねー! みーんな、宜しくぅー!」
「オーッ!!!」

 ったくもう…

 もう自分がアイドルになった気でいる。
 北澤さんって、それだけ自信を持っているって事だろう。
 ノリノリ気分で自分の席に戻る北澤さん。
 マイクを手にした司会者が次へ進む。

「さーって、最後はエントリー№9番! 2年D組、きのもとめるかー! きたざわるるなに負けないで、頑張ってねー! レディーゴーッ!」

 ドラムの演奏曲が流れ始めた。
 芽琉香がマイクを片手にステージ中央へと出て来る。
 美穂がポツリと言った。

「芽琉香ったらぁ…、なーんだか、緊張しているって言う表情をしているよねー」
「ホント、ちょっと心配だよねー」と私。

 私の不安が現実になるなんて…