しばらく二人で勉強してたけど、教室の中は結構にぎやかだ。
あっちからはニーナとあおちゃんの悲鳴が聞こえるし。
「琢ちゃんどうしよー!俺、因数分解まじわかんねー」
「ねー、数が困って分解って意味わかんないよねー!もう、勝手に困ってりゃいいのにね。
何も分解までして蒼達に迷惑かけなくてもよくない?」
「あおちゃん、こまって分解ってなに。
あ、もしかして漢字?ちょっとよく見て。困ってないから」
「うわ、あおちゃんアホだー!これ見て琢ちゃん、あおちゃんのノート全部困ってるよ!」
「うるさい!アホ検定三段の新名くんに言われたくない!」
あれは琢ちゃん大変だわ。
「困って分解だって。ほんとに困ってるのは琢ちゃんだね」
石川が笑う。俺もつられて笑った。
「でもここだとうるさくてはかどらないね。
ねえ若ちゃん、図書室でも行かない?」
二人で抜け出すシチュエーションにちょっとだけドキッとした。
それでも石川の提案に賛成して、俺らは荷物をまとめて教室を出た。
あっちからはニーナとあおちゃんの悲鳴が聞こえるし。
「琢ちゃんどうしよー!俺、因数分解まじわかんねー」
「ねー、数が困って分解って意味わかんないよねー!もう、勝手に困ってりゃいいのにね。
何も分解までして蒼達に迷惑かけなくてもよくない?」
「あおちゃん、こまって分解ってなに。
あ、もしかして漢字?ちょっとよく見て。困ってないから」
「うわ、あおちゃんアホだー!これ見て琢ちゃん、あおちゃんのノート全部困ってるよ!」
「うるさい!アホ検定三段の新名くんに言われたくない!」
あれは琢ちゃん大変だわ。
「困って分解だって。ほんとに困ってるのは琢ちゃんだね」
石川が笑う。俺もつられて笑った。
「でもここだとうるさくてはかどらないね。
ねえ若ちゃん、図書室でも行かない?」
二人で抜け出すシチュエーションにちょっとだけドキッとした。
それでも石川の提案に賛成して、俺らは荷物をまとめて教室を出た。

