お遊びなんかじゃいられない・番外編集

突然謎の忠告を受け、首を傾げる洸大。


「だって…オレと一緒にいたって、つまらないだろ。それにお前まで悪口言われるし」


不思議そうにパチパチ瞬きをする洸大だったけど、オレは知っていた。


洸大がオレに何回も構うから、オレがテストで100点取ってる事とかぶっきらぼうな所を嫌ってる同級生にとやかく言われている事を。


オレから離れれば、そんな事は無くなる。小学校低学年にとって運動が出来る事は頭がいいより人気ポイントが高いから、きっと洸大はまた人気者になる。


小1ながらに考えて発言したのに、洸大は「ヤダ」とバッサリ言い切った。