お遊びなんかじゃいられない・番外編集

そうだ、気のせいだ。気のせいという事にしとこう。


恋愛ドラマも話も興味無く、洸大や彼方に“将来結婚する気あんの?”って散々言われ続けてきたオレだぞ。


そんなオレが女子の笑顔にときめくなんて、絶対あり得ない。


きっと今のは、ただの思い過ごしだ。


「帰ろ……」


1人で自分を納得させて、その場から歩き出す。


Tresorで最も女に無関心って言われているオレに、ドキドキなんていらない。


しかし…次の日、オレはまた彼女と出会った。


「茅景ーー!お昼ご飯食べに行こーーー!」


「待ってよミハル~~~~」