お遊びなんかじゃいられない・番外編集

ポンッとオレ達のクラスと名前を当てたピアノ少年に、半ば無意識に聞き返すオレ。


「知ってるよ。だってオレ2人と同じ小学校だもん」


「彼方どうしたの?……って、アレ?」


ピアノ少年が答えをくれたと同時に、もう1人オレ達と同い年位の男の子が部屋の出入口に姿を現した。


「京極君と春日君?なんで2人が彼方の家に?」


もう1人の方は目が大きくて、パッと見女の子の様な雰囲気。


「えっと、実はこの家からピアノの音が聴こえたから、つい……ってか、君もオレと錦と同じ小学校なのか?」


「えっ、あっ、うんそうだよ」