慌てて後を追いかけると、バカは1階のレースカーテンが引かれた窓を覗き込んでいる。
「バカ洸大やめろよ。こういうの不法侵入って言うんだぞ」
「そっちこそ難しい言葉使うのやめろよ錦。つーかピアノ弾いてるの、オレ達と同じ男だぞ!男がピアノ弾くのか!?」
「世の中には男性ピアニストだっていっぱいいるって。とにかくこっから出るぞ!」
最初は小声で言い合っていたオレ達だったが、気づかぬ内に声のボリュームがアップ。
「………君達、誰?」
「「!!」」
とうとうピアノを弾いていた人物に、2人揃って見つかってしまった。
「バカ洸大やめろよ。こういうの不法侵入って言うんだぞ」
「そっちこそ難しい言葉使うのやめろよ錦。つーかピアノ弾いてるの、オレ達と同じ男だぞ!男がピアノ弾くのか!?」
「世の中には男性ピアニストだっていっぱいいるって。とにかくこっから出るぞ!」
最初は小声で言い合っていたオレ達だったが、気づかぬ内に声のボリュームがアップ。
「………君達、誰?」
「「!!」」
とうとうピアノを弾いていた人物に、2人揃って見つかってしまった。



