お遊びなんかじゃいられない・番外編集

「ハッ!?ヤダって…」


「嫌なもんは嫌だ。オレが仲良くしたいヤツはオレが決めるんだ。オレは錦と仲良くしたいから一緒にいるんだ!」


目を見開いて絶句するオレに、またまたハッキリと言い切る洸大。


フン!と胸を張る洸大を見ていたら、なんだかコイツなら……コイツとなら、“友達”になってもいい気がした。


「錦帰ろうぜーー」


「ああ…今行く」


それからオレが洸大を突き放す事は無くなり、皆ビックリ。


「オイ錦。この家いつも色々な楽器の音するんだぜ」


洸大と友達になってから数日後、またまた下校時に洸大がそう言った。