小学校5年生までの私は、自信に満ち溢れていた。 みんなより前に立って、率先して実行する。 でもそれは、一瞬で崩された "人"が怖いんだ 上辺だけの仮面を被って、本心は別のところに置いている。 みんながそうだとは限らないことくらいはわかっていた。 でも疑わずには居られなかった。 魅力的な笑顔を見せてくれた、愛海という女の子が声を掛けてくれても冷たい返事しかできない。 そのまま会話を終わらせてしまった。 しかし彼女はそんなこと気にもせずに、子守唄になりつつある校長の話に耳を傾けていた。