「まぁ、おこちゃまの拓海にはまだ早かったな」
「そうだね。たーくんには少し早かったねー」
「オイ。待てお前ら。俺お前らとタメ何ですけど」
やれやれと言った感じで言う智也と俺の頭を撫でる伊純。何だこの扱い。酷すぎやしないか。しかも、俺お前らとタメだぞ?
何だったらこの中で一番誕生日早いぞ?
「アレだ。拓海。アレ」
「アレって何だよ」
少し俺がムスってしてるのが分かったのか、智也がまぁまぁと言った感じで言う。
「あー、アレだ。経験の差ってやつだ」
「テメェに言われたくねぇよタラシ」
何が経験の差、だ!お前は豊富過ぎんの!俺は普通だ!
そう講義するけど、智也はニヤニヤと笑うだけ。こいつ、まじキモッ。経験とかお前に言われたくねぇし。
「経験って、たーくんもしかしてまだどうーーーー「伊純!黙れ!!」」
俺は慌てて伊純の口を塞ぐ。こんな人が大勢いる教室で言うな!その単語を言うな!

