あま~いお砂糖はいかが?

悔しがる自分の後ろから聞きなれた声が聞こえてくる。



「あ!まりんだ!おはよ~」

「はい、おはよう。詩巴が悔しがってた理由当ててあげようか?」

「おぉ?」




まりんはわたしの思っている事を当てるのが大得意。
いつも百発百中で驚くくらい。



「朝ごはんゆっくり食べすぎてお母さんに怒られて半分以上も食べれなかった。そんで、気を紛らわすためにダッシュで学校に向かってきたから登校時間には余裕で間に合う。だったらもう少し食べてくればよかった~!って下駄箱の前で悔しがる。どう?」

「すっっっんご~い!まさにその通りだよ!」



パチパチと大きく拍手を向けるとまりんは呆れたようにため息をついた。



「こんな子が成績優秀、容姿端麗、運動神経抜群、なんでも出来ちゃう天才少女だなんて今でも信じられない」

「あー!まりん失礼すぎる!」




体動かすのも好きだし、勉強もみんなが言うほど難しくない。
なんでも出来るっちゃ出来るのかなー?





「思考的意味ではバカだけどね」


ずんっと一気に肩が重くなる。
まりんは言ってやったとでも言いたそうな表情でわたしを見る。



「天然って言いなさいよ~!」

「本物の天然は自分で天然って言いません!」

「じゃあもっとオブラートに包んで!」

「むりッ」



こうなったからには一切引かないまりん。
周りからは心配そうな声が聞こえてくる。





「思考的意味では私の方が負けてるかもだけど、成績は上だもんね~」

「んな!またそうやって喧嘩売る?」




喧嘩売ってきたのはまりんでしょ~?!



「まぁ、事実だから言い返せないけど…」