「ん~!今日もお母さんの作ったご飯美味しいッ」
目の前に並ぶサンドイッチと目玉焼きを口にいっぱい頬張る。
やっぱり朝はお母さんの朝ごはんで始まらないとね!
「詩巴、口の横についてるよ」
「ん?」
ここ!とわたしを見ながら口の右側を指でさす。
「ありゃ。ありがと~!」
「美味しく食べるのはいいけど時間に間に合うの?」
時計の針はすでに8時を廻っている。
え~と、間に合わない。
「ご飯、、、、」
人差し指を口に加え名残惜しそうにサンドイッチを見つめる。
「もしかして間に合わないとか!?」
「でもまだご飯食べれてない!!」
「そんなこといいのよ!早く学校いきなさ~い!!」
反論する間もなく玄関へと追いやられてしまった。
むぅ。お母さんのケチ。
「あ~あ。あのサンドイッチもったいない!」
トボトボと歩いているわたしのお腹からはぐぅ~と鳴っている。
お昼までにお腹空きすぎて倒れたら絶対お母さんのせいにしてやる~!
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『あ!八田先輩おはようございます!』
『八田先輩だ~!!!』
学校につくと何人もの後輩や先輩、同級生から挨拶の嵐。
あれ?わたし遅刻してない?
遅刻決定で学校に向かったわたしはあまりの時間の余裕に呆気をとられてしまう。
あの後ダッシュで走ったからかな?
何だったらもう少しご飯食べとけばよかった。
「うわーん!ショック!」
「朝から何大きな声出してんの?学校の人気者さん」
