メールは部活が終わって、帰っている時にきた。
「え!浩介いつの間に彼女出来た
のー!?浩介に追い越されたとか俺、終わってるなw」
いつものテンションでそう言ったのは、俺の幼なじみの蒼汰。
爽やかそうな名前をしているのだが、爽やかのさ文字もない、うるさいやつだ。
「彼女とか...なわけないだろ。」
彼女...なわけないのに、俺なんか動揺してる?バカだ。
「浩介動揺してるーwこれは怪しいなぁ?」
「怪しくねぇーし。」
冷静になれ。冷静になれ。冷静になれ。
「じゃあ、その子とはどういう関係なんだ?」
「今日電車の中で倒れてて、凄い熱だったから、家に連れていって知りあった。」
「だから、今日遅れたんだ!浩介、倒れてる人とかいたら放って置けないタイプだしな。」
「まぁそうだな。」
それより、メールの内容はどうなんだろう...

...浩介へ
今日はありがとう。
明日も電車で会えたらいいな。...

返信しなきゃ!!

...夏菜へ
俺も今日はありがとう。
メアド登録しといた。
明日会えたらいいね。...

明日も会いたい。
そう思った。