｢ゆゆー??何してるのー?早く起きなさい。学校遅刻しちゃうわよー｣
今のはママ。美人だと思う。家は母子家庭。本当のパパも生きてる、どこかで。ママは教えてくれない。
｢はいはーい、今行く～｣
てきとうな返事をしながら、寝癖大爆発な頭を押さえながら階段を下りた。
我ながら実にだらしない。
｢おはよう、やっと起きたー。遅いわよ!あらやだ、もうこんな時間もうお仕事行かなきゃ。ゆゆも遅刻しないようにね｣
｢はーい、気をつけて行ってきてね｣
慌てながらママは仕事へ向かった。
テーブルを見るときれいに並べられた、朝ごはん。いつも大変なのにきちんと朝ごはんを作ってくれるママのことを私は尊敬している。
