「骨は折れてないと思う。 でもスゴく腫れてるから病院行った方がいいよ。」 「うん。」 ズキズキと痛む肩や背中をさすりながら立ち上がる。 そう言えばあの声…… 気を失う前の…あの声は… 「未亜ちゃん?」 黙り込んだあたしをキョトンと見つめる立川クン。 ううん。 気のせいだよ。 あの声はきっと立川クンだったんだ。 あの人のハズがない……