沢木はズンズンとこっちに歩いて来た。 「悠、おっはぁ~♪」 ニマッと笑う薫に沢木も小さく「おはよう。」と返した。 「沢木、おは─────」 「川西(カサイ)さん、ネクタイが曲がっていますよ。」 沢木が近くにいた女の子を呼び止めて曲がったネクタイを直してあげた。 あ…れ……? 気のせい…だよね? 無視されたわけじゃ…ない…よね……?