─昼休み─ 「悠。」 「薫。」 「「逃げろっ!!」」 俺達は脱兎のごとく走って屋上に駆け込んだ。 「ま、まさかあの未亜だとはなぁ……」 「変われば変わるモンだなぁ……」 ふっと未亜の笑顔が頭に浮かぶ。 ──…ドキッ 「悠?顔赤いけど大丈夫か?」 「えっ?!あぁ…… チョット走ったから……」 俺……何赤くなったりしたわけ?