瞳の先に。



さっきの女の子の言葉が頭の中をぐるぐる駆けまわる。

春希くんがいるサッカー場を眺める。


かっこいい。そりゃモテるはず。


しばらくすると春希くんと目が合う。


ぱっと逸らして図書委員の仕事を片付け始める。

だめだよ。春希くんは。

さっきの女の子にまた怒られるじゃない。

あんまり話さないようにしなきゃ。


片付けも終わり、帰る準備をする。

すると、図書室のドアが勢いよく開いた。


「よかった、まだいた。」