瞳の先に。



退院の日まであと2日となった。


春希くんは2日に1回お見舞いに来てくれていた。


毎日他愛もない話をしてすごく楽しい。

だからこそ帰る時が嫌だった。


「もう帰っちゃうの…?」

お母さんもさっき帰ってしまい、春希くんが帰れば当然1人。


「明後日も来るから」


明日は来ないじゃん…。


なんでこんなに寂しいのかな。

帰ってほしくなくて。

ずっと一緒にいたくて。