瞳の先に。



「水本七海。好きなものは映画鑑賞と甘いもの。嫌いなものは勉強とピーマン、だろ?」

春希くんは得意げな顔でそう言った。


「な、んで…?」


春希くんはなんでだろうなと悪戯っぽく笑った。


「そーいえば!私の家の近くにね、新しいケーキ屋さんができたの!そこのケーキ美味しそうなんだ~」


「俺、食べに行ったよ」


「あ、もしかして彼女と~?」


私はニヤニヤしながら言った。

でも春希くんは首を振ってこう答えた。


「お前とだよ、七海」