目を開けるとそこは病院だった。


頭が痛い。

体も少し動かしただけで痛い。

それに足元がなんか重い。

なんだろう。


え…?


見てみるとそこには見たことのない男の子がいた。

私の手をしっかりと握って寝ていた。



「…誰?」



その男の子は、んーっと言って目を覚ます。


「な、七海…!」


男の子は涙目になって突然抱きついてきた。