瞳の先に。



事故…?


大丈夫か…?


七海に電話をかけながらその場に近づいた。

すると耳に聞き覚えのある音楽が聞こえてくる。


…七海の携帯の着信音。


七海もここにいるのか?


探してもいない。

じゃあ、どこに…。


不意に見えてしまった事故にあったと思われる女の子。


その女性は、頭を強く打ったのかたくさんの血が流れていた。


俺は目が話せなかった。




だって…その女の子は


俺がたった今探していた君だったのだから。