瞳の先に。



なのにお前は全然そんなんじゃなくてさ。


やっとだな、ほんとに。



とりあえず、ななみに電話でもかけてみよう。



俺も好きだって言おう。



携帯を開いたその時、誰かの悲鳴が聞こえた。

どうしたのかと思い周りを見渡すと横断歩道の近くにすでに人だかりができていた。