靴箱には一通の手紙が入っていた。

それは喧嘩していたはずの七海からだった。


俺は手紙を読みながら昇降口を出た。



"春希へ


今までたくさん無視してごめんなさい。
私も春希と話したかった。
でもその理由は言えません。



私、春希のことが好きです。



大嫌いなんて嘘でした。



ずっとずっと内緒にしててごめんなさい。


春希は桜庭さんのことが好きなのにこんなこと言ってごめんね。


これからも
友達としてよろしくね!(*′V′*)



ななみより"


可愛い文字で書かれたのは意外な文。



俺の事が好き…?