瞳の先に。



次の日からはもちろん春希が話しかけてくることはなかった。

当たり前だよね。私が言ったんだもん。


それでも桜庭さんからのいじめはおさまらなかった。


「あんたさえ…いなければ…っ!あんたなんかいなくなればいいのに!」


桜庭さんが私を蹴る。


そしたら…春希には会えなくなる。

見てることさえできない。

それだけはごめんだ。