私は何も言えないままサッカー場の方を向いた。

そこには笑い合ってる2人。

もちろんそれは春希とあの子。

きっと春希が勇気をだして話しかけたんだろう。

これ以上見たくないのに。

目は話せないままだった。

ははは…泣きそう。



その瞬間、目の前が暗くなる。

私は…先輩に抱きしめられていた。


「せんぱ…」