その日隆行は仕事帰りにももの服を買って帰る。 「ただい…」 家に入ると焦げ臭い匂いがする。 「ももっ…」 「あっおかえりなさい。」 「何やってるんだよ。」 「ごめんね。隆行いつも仕事大変だしそれにいつもお世話になってるから何かしたくて… 料理しようとしたら指切ったり焦がしちゃったりして…」 「まったくおまえはしょうがないやつだな…心配しただろ。…でもありがとな。」 隆行はももをぎゅっと抱きしめる。