5人はあたしを囲んで座り始めた。

まず最初に口を開いたのは、ケイ君だった。
「やっぱ、マジ可愛いなぁ。こんなマネージャーが居てたら、俺部活がんばるわ～」

すると、まあちゃんが
「そうそう！だから俺頑張ってるの。我校の大事な看板マネージャーだからね～」

と言ってくれた。
いつも部活では、イロイロこき使われてるから、まあちゃんの大事なマネージャー発言は嬉しかった。

それからは、みんなの学校の話やバイトの話、中学時代の出来事などをケイ君やカツヤ君が中心となってたわいのない会話をみんなで楽しんだ。

そろそろ終電だから…と帰ろうとした時、
「俺がバイクで送って行くわ」
とゆう君が言った。

今まで会話の中でも、あまり喋らなかったゆう君が送ってくれると言った事に、あたしはビックリだった。