私は、カルファおばさんへ書いた手紙の返事をずっと待っていた。
でも、いつまで待っても手紙の返事が来ることはなかった。


私がドルチェで働きはじめて3ヶ月がたったころ、オリオン城から使いの男が来た。
このお店は下町にある隠れ家みたいなお店だが、実はオリオン城の伯爵ご用達のお店だったのだ。
オリビアさんの話では、いつもお菓子は、配達している言っていた。
なのに今日はなぜ、お菓子を取りに来たのだろうか。
不思議に思った私。
恐る恐るオリオン城の使いの男に
なぜ今日はお菓子を取りに来たのか聞いてみた。

すると使いの男は、理由なんてないと答える。
ますます不思議に思う私。

そして使いの男は、突然
綺麗な景色が見える場所に連れていって欲しいといい出した。

するとオリビアさんは、
クッキーが焼けるまで時間があるから
ヴィータ海にでも連れていってあげたら?と提案。
仕方なく私は、使いの男を
ヴィータ海へ行くことにした。
ヴィータ海は、この国の海で
とても有名は海だ。
しかし、使いの男は、
ヴィータ海に行くのははじめてだと言っていた。
海をみた時の使いの男の目は、
キラキラ輝いていた。

そしてこの使いの男が、マリーの
人生を変える人物だということを
まだマリーは、知らないのであった。