電車混んでたな~


よしっついた!


「青歌高等学園」


なにも期待はしていないけど明るくしてれば友人はきっとできるよね…


学校の中に恐る恐る入った私。


3年T組はどこだろう??
キョロキョロ周りを見渡していたら誰かにぶつかってしまった。


「すみません」


「あっ大丈夫だよ!」


「チャイムなるから早く教室いかないと怒られちゃうね」


「そうだね!でも教室がわからなくて。3年T…」


「えっ?もしかして転校生?しかも俺と同じクラスの!こっちだよきてきて」


私はそう言われるままに腕を引っ張られて



ついた



「みんなおはよ~!」


「じゅんおはよ~」「おは~」「おっはようっ」「じゅん朝からテンション高すぎだから~」


いろんな声が一斉に聞こえた。


「じゅん!隣にいるすっごーーく可愛い子だれ?」


キンコーン♪カンコーン♪~…


チャイムがなった。


「早く、みんな座りなさい」


先生がきて皆が全員席についた。


先生がこっちをみた。


「今日から新しくこの学校にきた、転校生紹介するわ~」


「そこの真ん中の席に座っている子。齋藤 雫さんです。皆さん仲良くしてあげてくださいね。」


「齋藤さん一言お願い!」


先生に言われた通りその場にたって、


「齋藤雫です。隣町から引っ越してきました。宜しくお願いします。」


そういって席についた。


斜め前の席にさっき教室に案内してくれた男の子がいて、私のほうをみて微笑んだ。



ホームルームも終わり、


私の周りにはなぜか人が集まってきた。


「しずくちゃんよろしく~!私ほのかっていうんだ!仲良くしてねっ!」


ニコニコしながらそう話しかけてくれた、宮 ほのかという隣の席の女の子。


「よろしく!ほのかちゃん!」


「あっ呼び捨てでも全然大丈夫だよ!ほのかってよんでよ!」


「わかった!私の事も雫って呼び捨てで呼んでよ!」


「OK!雫ね!」


「俺たちも話入れてよ♪」


と割り込んできた、男の子たち。


「俺、晴坂 純弥っあだ名でじゅんって呼ばれてる!雫ちゃんほんとかわいいよね!今日から俺の彼女になってよ!」


シーン…



「じゅんなにいってんだよ!笑 困らせるなよ!なっ雫ちゃん!俺、このバカなじゅんの友達の沢崎 陸、りっくんってよんでね!」


「りっくんってお前もバカか~」


「じゅんのいきなり俺の彼女になってよりはぜんぜんマシだかんな!」


「って二人で会話してどするーん!」


ほのかが、二人に向かっていった。