ステップ・アップ

「マリ子さんが、そのように感じているなら結構です。
しかしながら、私にはわかります...
あの方は役者向きであり 将来は予想以上の実力を発揮
されます。あそこまで 子供が飽きずに聞いていたのは
まぐれではありません。才能ですよ。」

「まぁ...各々の感じる事とか考えはバラバラだもんな。
その言い方だと、レイナに続く役者になるって言っているように感じるな。」

「その通りかもしれませんね。」

「本気で言ってるの?冗談かと思ったよ!」

「あら?冗談で言った事ってありましたかしら?」

「無いね!」

「ええ。だから本気ですよ。それよりもマリ子さん
早く戻って準備をしてしまわないと。」

「そうだよね、早く戻ろう。...本当に考えてる事が
よくわかんないや...」

「何か言いました?」

「何もございません!」

私達は、3日後に行われる行事があったため
その場を離れる事にした...。