紅いワイン


「僕がなんですっけ?ヴァンパイア?そもそも刑事さんの話は色々と矛盾している。

 姉さんが僕に、血を吸われていたとか言うのなら

 一番最初に吸われたときに、なぜ姉さんは、誰にも言わずに黙っていたのです?

 普通に考えてあり得ないよ。十年間も血を吸われ続け、我慢しているなんて」

 御手洗が「それは」と静かに言った。