「ちなみに、百合さんのふたつの傷口からは、DNA鑑定の結果、零くんの唾液が検出されました。 どちらからもね。 なぜ、傷口から唾液が検出されたんだとおもいます?」 珠里子も秀三も、ぽかんとした。 零は目を細める。