春の風に包まれならが


まだ慣れない制服を着て、見慣れない街を歩く。


あたしが、通っている学校は家から遠く
電車で片道1時間かけて通っている。



それでも、ここに来たかった理由があったから



それは、ずっと好きだった人と同じところに行くため

きっとあいつはきづいてないんだろう


高校生になってはや一ヶ月。

あたしはまだ想いを伝えられずにいた



この先運命の選択を迫られることを



あたしはまだ知らなかった。