なるほど。すでに死の覚悟は出来ている訳だから、死神だということを、とくに疑わないでいられるのか。 私は妙に納得していた。 少女が私に近付いて来る。 「ねぇ、死神さん…。あたしね、病気のせいで学校にほとんど行けなくて、ずっと友達がいなかったの。だから、死ぬ前にあたしと友達になって欲しいな。一緒に遊ぼう!」