この手で、あなたを


 林を抜け、公道に出た私は、木製の古びたベンチを見つけたので、からだを休めようと座った。

「死神さんは、あたしが見えるのね」

 突然 頭上から聞こえた声に、顔を上げると、私の目の前に少女が立っていた。