「ねえねえねえねえ!千花ちゃん!千花ちゃん!」
2人は走って私の席の方に来る。
周りのみんなも騒がしい2人を見ていた。
「え?なに?」
明日の課題をやっていた私は英語のノートを閉じてペンを置いた。
でも2人はコソコソと、うーん…とかどうしよう…とか話し合っていた。
「え…で、どうしたの??」
「言っていいの?千花ちゃん」
「あー、でもどうしようー!」
「え、なにが?」
私は、平静を保つのがやっとだった。
2人の様子から少し見当がついたからだ。
2人が何を言おうとしているのかも、なんで騒がしいのかも。

