「…それがまだで……」


「え?まだなの!?」
「なんか遅くない?」


2人はごちゃごちゃと、なんでなのかな〜なんて話し合っていた。



「うん…遅いよね」



オッケーとかダメだとかはっきりした返事ならもう既に返事を聞けているはずなのに。


今朝、莉緒ちゃんも何も聞いてないと言っていた。



「ほんと遅いね…。じゃあ!」


2人は他クラスの友達にでも会いに行くのか、教室を出てどこかへ行ってしまった。