「3秒だけ目を閉じて」良いですか? そういわれて僕は目を閉じました。さん、にー、いち、はい!いいですよ
と言われ目を開けたらろうそくの炎がゆらゆら揺れているだけでした。
「火を消して下さい」
ふーっと消してぱっとついた電気、軽井沢での一秋のお話。
彼は僕に言いました。
「長野上官、もう僕はここには来れませんが、是非またここでお会いしましょう。」