声がして振り向くと
現文の斉藤陽平(サイトウ ヨウヘイ)先生が
立っていた。




『 あ…えっと、サボってました。』



そう言うと、先生は笑って
私の隣に腰掛けた。




「俺、一応先生なんだけどさ
そんな堂々とサボってる宣言した奴
初めて見たわ!笑」



『 すいません…ちょっと考え事してて』


「どうした?何か悩みでもあんの?
話したくないなら無理には言わないけど…」



私は一瞬迷ったが何故だか
先生に聞いてほしい気持ちが
強かったので話すことにした。