「優香ー!」




友達の美雨のあたしを呼ぶ。




「なにー?」




「次の英語、単語テストだけど勉強しなくていいの?」




っ!!!!!!!!!!





「えぇ!?ヤバい!!やんなきゃっ」






「また優香、理久くんと話してたんでしょー?


いいなぁ。私なら2つ返事でOKなのに…。」






「なら、あいつに告って付き合ってよ!」






「ムリムリ。振られるって。

だって、理久くんは優香が好きなんだから!」






「ただ、あたしをからかって面白がってるだけでしょ」






 
「もー、またそんなこと言って!


優香って男子に人気あるだから!


女の私から見てもかわいいもん」






「そう言ってもらえると嬉しいけどさー」







「はいはい、理久くんはないでしょ?

はぁ、理久くんはないって一体どうなってるのやら…。」